COVID-19看病記を1本の記事にまとめてみた

2022/06/27 更新
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3 月初旬に夫がCOVID-19に感染した日から4カ月近くが過ぎようとしている。
シニア世代である上に心臓に基礎疾患まで抱えている私のあの時の胸の内は、複雑な思いで揺れ動いていた。どうしても「死」という字面(じづら)がチラつくからだ。

それでも自分を奮い立たせることができたのは、「生きたい!」という欲求が鉱泉のように湧きあがってきたからだと思う。

よっしゃ、何はともあれ、私にできることはすべてやってみようじゃないの。それでも感染してしまったら? そりゃもう運を天に任せるしかないだろう。

夫には自主隔離をしてもらい、私は「間接看病」に徹した。例えば、ドアの前に小さなテーブルを据え、そこに必要なものをその都度必要に応じて置くというやり方だ(返却時にはビニール袋に入れて密封し、数日後にドアの前に置いてもらう)。会話は私の方は固定電話を、彼は携帯電話を使用。 

こんな日々を2週間余り続けたわけだが、恐らくこの間の私の神経の糸は日夜を問わず、弾けば黄色い音色が飛び出すほど張り詰めていたに違いない。

当初は落ち着き次第この『COVID-19看病記』をエッセイ形式にしてまとめるつもりでいたのだけれど、そうは行かなくなってしまった。

「看病燃えつき症候群」に始まって「看病の後遺症シンドローム(心不全の諸症状、胃痛、坐骨神経痛)」‥‥。こうなると、もうエッセイなどどうでもよくなってしまう。(^^;

そんな事情から看病中に日本在住の家族に宛てて書き送ったメールのブログ記事を更に加筆修正し、それをそのまま1本の記事にまとめてこのブログに残しておくことに(すでに6月26日付けで更新済みです↓)。

エッセイにするよりも、リアルタイムで書いたメールの方が臨場感という点ではマシかも知れない。

(尚、総まとめ篇では名前や地名などはイニシャルに置き換え、私の名前もブログで使用しているニックネーム「系」のイニシャル「K」に変更。)

それではまた深海に潜ります。


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2022-06-27 00:40 : 暮らし :

夫がCOVID-19に感染した時の看病記(その1~7 まとめ篇)

2022/06/26 更新
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【以下は4月5日から5月10日までの間に7回にわたって不規則に更新してきたブログ記事を、読み易いように1本の記事に編集し直したものです。】


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『夫がCOVID-19に感染した時の看病記(その1)』
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EちゃんとN姉へ
お昼ごろ買い物から帰宅してドアをあけたら、下駄箱の上に無造作に放置されてあるF(←【註】夫)の所持品が目に飛び込んできました。

ピーンときましたね、「あ~、これは新コロにやられたぞ」って。

過去40年間、インフルエンザや風邪が流行し始めると真っ先にウイルスを家に連れて来ていた風邪系に弱い彼だけど、この2年余りの間は私とケンカしながらも感染しないように彼なりに頑張ってくれていました。気が緩んだんでしょうかね。

慌ててもしょうがないです。予防に何をすればいいのか、これから冷静に考えていかないといけません。 

真っ先にそこらじゅうの窓という窓をあけて風を通しました。まだ元気いっぱいの新鮮なウイルスが浮上しているのは間違いないでしょうから、マスクは2枚重ねてつけています。ドアノブや、彼が触れたと思われる場所も消毒して回りました。食事をしている間はマスクを外すので、ウイルスが私の顔面に寄ってこないように、左手にはうちわ、右手には箸という不格好な姿で食べました。

不思議なことに食欲はいつものようにあるのです(笑)。が、食器棚から取り出そうとして手に持ったお皿を1枚派手に床にばらまいてしまいました。ここに引っ越して来てからは初めて。

とにかく注意に注意を重ねて感染予防策をとっていますが、あと何に注意したらいいのかなぁ。思いついたら教えてください。

何と言っても私には持病があります。3回目の接種は百日が経つと50%に落ちるというデータもあるので、接種したのは12月末だったから、さーて、どうかな? 微妙なところです。 

私は超濃厚接触者ということになるから、やっぱり感染するだろうな。感染するとしたら、どこまで症状が出るかにかかってきます。シニアで持病‥‥。最悪の場合は命を持ってかれる可能性もあるかも‥‥。

もしものことがあったらの話しだけど、私はお葬式なんか一切してほしくないからね。静かに自然(宇宙)にかえることにしたいので、よろしく。具体的には何も決めてないけど(苦笑)。

またこれから窓という窓をあけて、風を通します。

取り急ぎ緊急報告まで。
Kより
 
 
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『夫がCOVID-19に感染した時の看病記(その2)』
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N姉へ
大急ぎで書きます。
電話をかけてくれたんですって? 本当に有難う。留守にしていて恐縮千万です。彼は眠っていたと思います。が、眠ってくれていて助かりました。

PCの関係で私の部屋に固定電話を設置してあるんですが、もし彼が電話の音に気付き、マスクもせずに無意識モードでフラフラと私の部屋に入ってきて受話器をとり喋っていたとしたら、ウイルスをまき散らされることになるので危なかったです。

もちろん電話は有難いに決まってます。感謝します。ホント。でもそんな事情があるので、いよいよ何かが起きた時には私の方から電話することにします。

私の推測に過ぎないのだけど、どうやら彼はデルタ株にやられているようです。デルタは重症化率が高いから、変異株の中でも一番タチが悪いよね。現在スイスではデルタに感染している人の割合は、ものすごく少ない筈です。数%(註1)くらいじゃないか? オミクロンよりデルタの方が潜伏期間が長そうなので、もし私の推測通りデルタなら、私に症状が出るのは火曜日か水曜日あたりかな?

やれるだけのことはやるつもりですが、やはり感染することも頭に入れておかないといけません。まだ動ける今、やっておくべきことが沢山あるので今日はこの辺で。
Kより

(註1/6月26日追記:この時はデルタ株は、もう0.1%だったことが後に友だちからの報告で判明しました)。

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(下の(3)を読んで下さる方へ。 内容はグーグルの自動翻訳機に付いてです)
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『夫がCOVID-19に感染した時の看病記』(その3)
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EちゃんとN姉へ
彼と直接会話をするのはリスクがあります。なので固定電話から彼の携帯に電話をするとか、或いはメモ書き程度のメールを送ったりして用件を伝えるようにしています。

だけど夕べはどうしても一度、筋道を立てて彼に話しておいた方がいいと思うことが溜まってきたので、久しぶりにGoogleの自動翻訳機に手伝ってもらって書いてみました。

それにしても凄いよね。5千字であろうと何文字であろうと、たった1秒か2秒ですべての翻訳が出来あがるんだから恐れ入ります。

しかし私の個人的な感想としては、残念ながらまだまだ人の手による生の翻訳には、敵わないと思います。多分、日本語から英語に翻訳する場合は、ドイツ語と違って需要度が桁違いに高いので、もっともっと進化しているでしょうけれど、ドイツ語の場合はハッキリ言ってまだ正式な翻訳には使えないだろうなと思う。もちろんその内容にもよりますけど。

夕べ試してみたケースでは意味不明な個所が少なくないし、勝手に変えないでよ!と文句の一つも言いたくなるくらい、こちらの意に副わないドイツ語にされていたりします。宛てる相手によってはエライことにもなりかねませんので、翻訳された単語や文章、内容などをチェックできる或る程度のドイツ語知識がある人でないと使うのは難しいかなというのが私の実感です。

余談ですけど、日⇒独ではなく独⇒日の翻訳だとどうなるか? 
コラムを日本語に翻訳させてみたのですが、やっぱりまだ内容が掴みきれない文章も少なくないですね。ドイツ語ができる人なら原文のドイツ語で読んだ方が手っ取り早いかも。コロナに関してのニュースでは「新しい死者からの報告」なんて訳も出てきました(笑)。でも意味は解りますよね。「新たに亡くなった人の数」のことです。

それでも小学生の日記程度のドイツ語なら完成度の高い結果を出してくれますので、日⇒独の場合、日本語の書き方次第でかなりマシな独訳ができると思います。

そうなんです。翻訳機にこちらの言いたいことをより正確に汲んでもらうためには、ドイツ語に適応した、或いはドイツ語により近い日本語文を用意することです。「私」「あなた」を明確にするのは言うまでもありません。でないと、いつの間にか私が感染者にされていたりしますからね(笑)。

自動翻訳にかける日本語⇔独語の場合は、チェックしていくだけでもまだまだ苦労の多い作業になりますが、ただこれだけは確かでしょう。あと数年もしないうちに、もっとこちらの言い分をしっかり汲んでもらえるような日本語⇔独語バージョンが間違いなく出てくると思います(註2)。

参考までにということで、昨夜彼に宛てて書いた日本語のオリジナル文↓をお二人にも送っておきます。「あなた」「私」がうるさい頻度で出てくるので目障りかも知れませんけど、でもミスを減らすためにはしょうがない。それに硬い文体になってますが、これも曖昧さを避けるためなので我慢して読んでください(笑)。


(註2/本日6月26日追記:念のため先ほど久々に試してみましたら、何と当時よりも更に進化してますね。恐れ入りますです。それでもやっぱりドイツ語の場合は、ドイツ語知識のある人がチェックしてみた方がいいですね。)

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Fへ
あなたがCOVID-19に感染しているにせよ、していないにせよ、あなたに知らせておいた方がいいと私が思う事柄を以下に書き並べてみます。

まずあなたは一度正統な方法によるPCR検査を受ける必要があります。それはあなた自身のためだけじゃなく、濃厚接触者としての私のためにも、あなたの周りの人たちのためにも、あなたはそうすべきです。

まず最初にオミクロンとデルタ変異種との主な違いを、私が調べた範囲内で書き出してみます。感染した人が別の人に感染させる日数はオミクロンでは平均で3日、デルタでは4.6日。

〖主な症状〗
オミクロンの症状の特徴で最も多いのが体温の高熱と喉の痛み。高熱が出るのは、熱を出して自分自身でウイルスと戦える弱毒の範囲にあるウイルスだからだと私は解釈しています。のどの痛みは、ウイルスが肺まで行かずに喉に巣食うからでしょう。その他、オミクロンでは咳が出る人も沢山います。

次にデルタの症状です。胸に痛みが出る。鼻水が出る。頭痛。味覚・嗅覚障害が伴う確率が、オミクロンよりも遥かに高い。急に息をするのが苦しくなることもある。熱は高くない。デルタの大きな特徴として、医者の誰もが驚くように、短時間で急激な変化が現れるケースが多いことです。だから感染者が自覚できないまま、重症化することもしばしばあるようです。この点、あなたは十分注意をする必要があります。

デルタで入院を要するかどうかの判断の基準となる症状は、肺の働きを反映する呼吸機能です。いくら高熱が出ても肺炎が起きておらず呼吸に問題もなく、その上に肺の働きを表す血液中の酸素飽和度(SpO2)が96%以上なら軽症と診断されるようです。

肺に炎症がみられる場合は、中等の症状1で、酸素飽和度は93% - 96%
中等の症状2では93%から90%以下になり、呼吸不全で酸素投与が必要になります。さらに酸素飽和度の数値が80%台にまで下がると、集中治療室での治療が必要な重症と診断される可能性が高いです。重症者には人工呼吸器やECMOが必要になることもあります。

ここからは注意深く読んでください。
これから私はドアの前のテーブルの上にPulse Oximeterを置きます。あなたは次のような手順でそれを使って計測して下さい。

あなたは青い色の唇のような側を開いて、そこに人差し指を側面の壁につくように突っ込んで下さい。それから上の表面の下部のボタンを押してください。赤いランプで数字が出ます。最初の数字はまだ正確ではありませんので、あなたはそのまま待ってください。そして30秒後くらいに表示された数字が現在のあなたの酸素飽和度です。この数値で、あなたは肺に炎症が起きているかどうかの見当をつけることができます。

この酸素飽和濃度は、今のあなたの体調の場合、刻々と変化していくことが予想されるので、あなたが目覚めている間は1時間おきくらいに測ってください。急激に数値が下がってきた場合、あなたは救急病院に電話をして相談する必要があります。あなたは電話口の相手に、金曜日から今日までの症状を説明してください。

私の推測では恐らくあなたはデルタ変異株に感染していると思われます。しかし、あなたはすでに2回のワクチンを受けているので、もしデルタ株に感染していたとしても、重症化はしないだろうと思います。

もし今夜の計測で酸素飽和濃度の数字に急激な変化が起きなければ、あなたは明日早朝に〇〇〇のクリニックに電話をして、PCR検査を受けたい旨を申し出てください。

〖私からあなたへのお願い事項〗
キッチンには絶対に入らないでください。私がこういうのも、あなたが体調を壊し帰宅したとき、あなたはウイルスで汚染された手で冷蔵庫を開き、食べなかったお弁当をそこに入れましたね。ウイルスは冷たい場所を好むので、あの時あなたの手にウイルスが付着していたとしたら、冷蔵庫の中に飛び散った可能性があります。

回復するまでは、あなたはあなたの部屋と、トイレはシャワー室の方だけを使って自主隔離して下さい。あなたが隔離室からシャワー室に行くために廊下を歩くときには、かならずマスクをしなければいけません。

最後にあなたの参考になるように、デルタ変異株の感染者が病院に搬送される目安を書いておきます。

あなたは急に息をするのが苦しくなる。
あなたの胸に痛みが出る(これはあなたの場合、すでに出ていますね)。
あなたの脈のリズムが乱れる。
あなたの血中酸素濃度が90%以下になる。

あなたも熟知しているように、私には心臓に疾患があります。あなたがデルタ株に感染しているとして、私にそれが移ったとすると、パーセンテージは微々たるものでしょうが、それでも最悪の場合は私は死に至ります。上記したお願い事項をかならず守り、あなたは少なくとも10日間は自主隔離に徹するようにしてください。

読んでくれて、ありがとう。
お大事にね。
Kより

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Eちゃん、N姉へ。Fに宛てて書いたメールは以上ですが、ちょっとひとこと。
最後の「病院に搬送される目安」の個所で最初は主語抜きで自動翻訳機にかけてみたんだけど、そしたら「私が病院に搬送される目安」「私は急に息をするのが苦しくなる」(以下同様)と、すべて主語が「私」で翻訳されてしまいました(笑)。

Kより

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『夫がCOVID-19に感染した時の看病記』(その4)
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EちゃんとN姉へ
彼は車を走らせ隣り村のクリニックまで出かけて行って、PCR検査を受けてきました。胸(肺)には痛みが出ていたのに喉にはまったく違和感がないと言っていたので、もうこれはオミクロンじゃないなと思ってましたが、やはり正解。

実は彼、症状が出た日に帰宅途中で、家庭でも簡単にチェック可能な簡易検査キットを薬局で買ってきて、その日と次の日に自分でテストをしてみたようです。で、2度とも陰性だったと言います。彼自身は新型コロナではないと思っていたらしいです。

だけど私自身は簡易検査キットには信頼を置いていなかったので、とにかく一度クリニックできちんとしたPCR検査を受けて来て!と頼みこんで行ってもらいました。

そう言えば村の私の知り合いのご主人も去年の秋、会食後に体調が悪くなって簡易検査キットでテストしてみたら陰性。でも翌日38度余りの熱が出たので病院で検査を受けてみたところ陽性反応が出たと言ってました。

この話を彼女から聞いたのは彼女の夫の感染が判明した直後、バスの中で偶然一緒になった時だったんです。私たちは並んで腰かけていました。私は帰宅するなり、うがいはもちろんのこと、鼻を何度何度も洗ったりして不安を取り払おうとしたのを覚えています。

それから長いこと彼女をみかけなかったので、もしや?と思っていたんだけど、やっぱりその後ご主人から感染し、長期間病院のお世話になっていたらしいです。去年の秋だから、きっとデルタだったんでしょう。

ということはバスで彼女が説明してくれていた時には、彼女のウイルスは最も活性化した状態だったんですよね! ちなみに2人ともマスクをしていました。
今年の冬の終わり頃、バスの停留所で半年ぶりに彼女に出会った時には見違えるほど太っていたのでびっくり。

いずれにしても、簡易検査キットを丸々信じこむのは危険です。

今日は少し倦怠感があるので、もう寝ます。感染していないことを祈るばかりです。

Kより

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『夫が新型コロナウイルスに感染した時の看病記(その5)』
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EちゃんとN姉へ
彼に症状が出てから10日が経ちました。
活性化したウイルスの排出は(政府機関などのデータによると)発症後10日を過ぎればもうなくなるようですが、でも私は安心できません。今でも神経がピリピリしているし、ピーンと張っているのが分かります。

自主隔離部屋とシャワー&トイレ室の前を通る時には2重ではなく、とうとう3重マスクになってしまいました(苦笑)。今じゃ彼のウイルスには感染力はないのだから、私ももう少し気を楽にしてもよさそうなものなのに、いまだに肩に漬物石でも載せられているようで重くてしょうがない。

ところで、これ、まだ話してなかったと思いますけど、スイスのアパートは居住区域の広さが100㎡以上ある場合、トイレが2か所あるのが一般的です。1か所は、洗面&トイレ&シャワーで、もう1か所は、大きな湯舟とトイレ、それに洗面場所2つ。

うちもそうですが、これはとっても助かります。トイレや洗面場所が1か所しかなくて感染者と共同で使うとなると、リスクは格段に跳ね上がるでしょうからね。漬物石じゃ済まなくなる。

つくづく思います。ひとつ屋根の下で暮らす家族の一人が感染してしまうと、病人本人もさることながら、ウイルスは目に見えないだけに他の家族も大変。神経をつかい続けていないと感染してしまうと思う。一瞬たりとも気を弛めることができないって、本当にシンドイ。

去年、米国などの研究室でテストされた、感染可能な新型コロナウイルスの付着時間や日数を、もう一度チェックしてみました。ついでにそれも書いておきますね。

コピー用紙に付着したCOVID-19は、3時間で壊滅。
コインの場合は4時間から8時間。
段ボールは1日。木や布では2日。
ガラスでは4日。紙幣の場合も4日 ← 結構長い! 
プラスチックやステンレスでは7日 ← 感染者にキッチン使用を遠慮してもらうのは正しい。

もうひとつ。空気中にエアロゾル状態で漂っている場合だけど、これは3時間ほどで壊れてくれるらしいです。窓を開けて風を通せば、こわれるのも早いのかな?

それでは。
Kより
 
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『夫が新型コロナウイルスに感染した時の看病記(その6)』
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EちゃんとN姉へ
2週間以上もの間、音なしの構えになってしまい申し訳ありませんでした。

実は看病の燃え尽き症候群と、それによる後遺症に悩まされていたのです。張り詰めていた神経の糸が切れて、見事にダウンしてしまいました。彼には幸い後遺症は出ていません。心配してくれて有難う。

私の方はウイルスには感染しなかったものの、心不全の症状と坐骨神経痛の再発症、それに胃痛が加わり半月もの間ずっと苦しめられていました。感染するも地獄、感染を免れるも地獄(苦笑)。

ずいぶんマシにはなってきましたが、それでもじっと座ってメールを書き続けていると、坐骨神経痛と胃痛が、何か忘れ物でもしたようにまた舞い戻ってきます。神経系なので、胃の痛みもストレスからきているに違いありません。それにしても胃痛で苦しむなんて何年ぶりのことだろう? 最後がいつだったかさえ思い出せないくらい遠い昔のことです。

先ずは、好きなブログを休み休み時間をかけて更新しながら、リハビリにあてて行こうと思っています。

いろいろ励ましてもらって本当に助かりました。有難う。胸の内を話せる家族の大切さを再認識させられました。心から感謝します!
Kより 
 
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(その7 最終回)『夫がCOVID-19に感染した時の看病記』
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この最終回は家族に宛てたメールではありません。夫の感染によって気付いたことや思い巡らせたこと、ワクチンに対する私の考え方などをまとめた記事です。

内容は次の通りです。
(1)『ワクチン効果 夫の場合』
(2)『夫の感染経路』
(3)『ワクチンに対する私のスタンス』

ちなみに夫はモデルナ製のワクチンを、1回目は去年の9月に2回目は10月に接種。しかしブースターはパス。基礎疾患のある私は3回目も接種。

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(1)『ワクチン効果 夫の場合』
夫に症状が出て数日後のこと、彼に興味深い変化が起きた。

このシリーズ『(その1)』でも触れたように、彼は風邪系のウイルスに弱い体質を持っていて、インフルエンザが流行し始めると真っ先に拾って来る人だ。罹ると回復までに普通の人より少し長引くこともある。

ただ彼には「風邪系ウイルスに弱い=虚弱体質」というイメージがまったくない。若い頃は100kmマラソンも完走。登山が好きで、かなり厳しい山行にも耐えられる頑強な体力の持ち主なのだ。さらには血液検査を受けても、いつも問題点がみあたらないほどの好結果を出していたし、今でも出している。

なぜ風邪系のウイルスだけに弱いのか? 私には不思議でしょうがない。平熱はシニア世代の今でも36度8分はある。若いときには37度くらい(こちらの人は日本人よりも平熱が少し高いらしい)。燃焼力は十分だ。なのに、まったくもって謎である。

COVID-19パンデミックが始まってからは、彼も十二分に自覚し努力を積んでくれていたのだろう。風邪系に弱い人間が2年間にもわたって感染しなかったこと自体がそれを物語っている。

私の方はというと、これが夫とは逆で彼が風邪やインフルエンザで毎年のように寝込んでも、私が感染することは滅多になかった。20年に一度あったかどうか‥‥。さすがに心筋梗塞を起こしてからは免疫力がガタンと落ちて、人並みに引いたり罹ったりするようにはなったが。

そんなわけでまだ私に持病がなかった頃は、夫がインフルエンザで寝込んでも咳き込む彼の枕元まで平気でハーブティーやら病人食やらを運んで行っていたし、その際マスクなどつけたためしがない。

とにかく当時の私には感染の恐れや不安など全くと言っていいほどなかったのだ。かと言って、根っからのおめでた人間‥‥というわけでもない。

日本人の81%もの人が心配性であるという研究結果は、過去記事の中でも何度か言及したことがある。つまり、不安症やら心配性気質やらに関与する「セロトニントランスポーター(余ったセロトニンを再利用する際に必要なタンパク質)」の量が、他のどの国の人よりも格段に少ないという遺伝的な事情のことだ。

私もかなりの高確率でこの遺伝子を受け継いでいるような気がする。しかし昔は風邪系のウイルスには超強いという長年積み上げてきた実績が、その心配性遺伝子の発現を抑え込んでくれていたのだと思う。で、心臓を患った途端にそれを抑え込みきれなくなり、81%に属する遺伝子の活性化が優勢になってきたと‥‥。(^^;

いずれにしても持病を抱えてからは、人が変わってしまったんじゃ?と思えるほど、ウイルスに対して不安を抱くようになった。時には度を超えて心配するようにもなった。

この対照的な体験から見えてくることの一つは、感染を極度に恐れるか否かはその人の現在の健康状態にもよるのではないかということ。「コロナなんて普通の風邪にすぎないよ」と、強がりではなく心底平気でそう言える人は、今のところはまずまずの健康状態が維持されている証ではないか? 反応が鈍いだけと言う可能性もあり得るが‥‥(爆)。

さて、過去には頻繁に風邪を引いたりインフルエンザに罹ったりしてきた夫なので、風邪系で寝込んだときの病状の変化などは看病する側の私には、もう容易に察しがつく。熱も徐々に穏やかな曲線を描きながら平熱に戻っていくし、食も少しずつ喉を通るようになっていく。

なぜこんな分かり切ったことを敢えて書くのかというと、今回のコロナ下では、これまでとは回復の仕方がまるで違っていたからだ。

その前日にはまだ胸(肺)の痛みがあったり熱があったりで、食欲などゼロ以下。口に入れたものといえば西洋菩提樹(←熱さまし)のお茶だけ。血中酸素濃度も中等症1近辺をフラフラ彷徨っていた。

このままでは重症化するかもしれない、という不安がよぎり、病院に搬送してもらうかどうかで夜も眠れないくらい私の気持ちも大きく揺れ動いていた時だった。

ところが‥‥。

「気分がすごくいい。お腹もペコペコ。何か食事を作ってくれないかな。新聞も読みたい。ここ数日の新聞も一緒にドアの前に置いてってくれない?」とピンポン玉が弾むような口調で隔離室から電話をかけてきたのである。

とうとうウイルスが脳の中にまで入りこんで来たのか? 
ということは、発狂させられたんだ。どうしよう(オロオロ)。 

一瞬、私は本気でそう思った。世界で起きたそんな幾つかの事例をウエーブサイトのニュースで読んでいたからだ。

幸い私はすぐに我れに返り冷静に思考を巡らせることができたのだが、そこでハタと気が付いた。これはひょっとしてワクチンの影響じゃないかと。

もちろん一介の主婦にすぎない私に断定など出来ようはずもないのだけれど、しかし彼を風邪系で看病してきた長年の経験知から考えると、的外れだとも思えない。

夫は翌日もその次の日もどんどん元気になっていった。胸痛などの症状がぶり返すこともなかったし、熱もなし。血中酸素濃度も正常値で安定していた。

だが心配性に転じてしまっていた私は、尚も慎重だった。活性ウイルスが排出されなくなるデータ上の日数は、発症から10日目とされているので、酷なようだが、やっぱりその日までは自主隔離を続行してもらうことにしたのである。もちろん彼もそれに快く(かどうかは分からんが)同意してくれた。

(2)『感染経路』
最近になってアパートの情報筋から事情を聞かされて知ったことだが、感染経路はどうやらアパート内にあったようだ。

我が家が住んでいるこの分譲アパートには合計で6家族が住んでいる。パンデミック以来、2年もの長い間、誰ひとりとしてここからは感染者を出していなかった。だが、1人が罹ると(誇張して言えば)ドミノ倒しのように次々と感染していくのだということを今回実感させられた。

その情報筋から聞かされた話しによると、去年の暮れに感染者第一号が現れたらしい。我が家の上の階の娘さんだ。年齢は13歳。彼女には弟が1人いるが、その弟にも感染。次がママ。今年に入って症状が出たらしい(パパは国外単身赴任で長期の留守)。

その後、2月になって弟くんが再度感染。これは先日ママから直接聞いた話しだが、一度目とは違う変異株だったようだ(この辺の詳しい事情は私はつかめていないので、ミッシング-リンクのような謎も残っている)。

で、次が私の夫。そのママと駐車場でバッタリ会って、マスクなしで彼女と立ち話をしたのが原因だったかもと夫は言うが、でも、ちょっと変。彼女から感染したにしては潜伏期間が長すぎるような気もする。

私の夫の次に症状が出たのは、上の階の40代の中年夫婦のうちのご主人の方。二人暮らしで彼らには子どもはいない。ご主人はワクチン接種はしていなかったようで(それが原因かどうかは分からないが)中等症で入院する破目になったという。

その後、奥さんの方も感染し、症状が出て寝込んだらしい。ワクチン接種に関しては不明(聞きそびれた)。

さて、我が家と同じ2階に住んでいる奥さん(ご主人を亡くし独り暮らし)と私には3つの共通点がある。ふたりとも基礎疾患があることがまず1つ。次の共通点はシニア(年金生活者)であること。3つめは2回のワクチンに加えブースターも接種済みであったこと。で、彼女も私も(今のところは)感染を免れている。

今朝、停留所に向かう途中で久しぶりに1階に住むご主人にバッタリ。挨拶もそこそこに、感染したかどうか訊いてみた。30代後半の若い夫婦だが二人とも「2回のワクチン+ブースター」を接種済みとのこと。これまでのところは体のどこにも異常はみあたらないという。アパート内で感染者が出たことを彼は全然知らなかったようでびっくりしていた。

さて、3回接種したアパートの住人4人が揃って皆ウイルスにやられなかったのは、たまたま偶然にそうなっただけなのだろうか? もちろんその可能性もゼロとは言い切れない。言い切れないのは確かだが、3回接種の効果が現れたと考えた方が妥当のようにも思える。しかし誤解しないでいただきたい。私は決してワクチン推奨派ではないのだ。

(註:総まとめの編集をしている6月25日現在の追記/我が家の上の階の「ママ」も3回接種済みだったことが後に判明。彼女は3人目の感染者であるW)

(3)『ワクチンに対する私のスタンス』
当初は夫も私もワクチンは避けるつもりでいた。体に害をもたらす可能性を否定することができないと考えたからだ。と言ってもこれは何もワクチンに限ったことではない。この点を強調しておきたい。

薬にしろサプリメントにしろ添加物てんこ盛りの食品にしろ、農薬づけの野菜や果物、はたまた「抗生物質の海」で育てあげられた養殖の魚にしろ、化学的な手法で製造され加工された食材や食品などは、ワクチンと同じで出来れば私は避けて通りたいというのが本音だ(これ以上、持病を増やされちゃ、かなわんW)。

とは言えこちらの思うようには行かないのが人生。長くてもせいぜい2年くらいだろうとみていた私のパンデミック展望だったが、ここまで長引くと高リスクのある私には柔軟性が要求されるようになる。

もしワクチンを受けずに丸裸で感染するなら私の場合、命とりになるリスクが高くなる。あるいは一命をとりとめたとしても、今でもかなりガタがきている心臓に無視できない後遺症が残るだろう。

基礎疾患のある感染者が重症までいくと回復したとしても、たいていは後遺症が現れて生活の質がガタ落ちする。周囲の人に多大な迷惑をかけなければ生活できなくなるだろう。私のような性格の持ち主には、そうして余命を過ごすことにはとても耐えられないと思う。

あちこち調べた結果、基礎疾患のある人の場合「ワクチン接種による後遺症」と「ワクチン非接種で感染した重症後の後遺症」では圧倒的に後者の方が深刻だ。

私はワクチン接種に踏み切った。

当然ワクチンを体内に入れたことによって数年後には無視できない障害が現れることもあり得るかも知れない。しかし今のところはその全てが仮説なので、これはもう博打と同じなのだ。「明日の人生」そのものが一種の賭けであるように‥‥。

朝目覚めたその瞬間から夜、寝落ちする寸前まで片ときもスマホを放さない人も少なくないと思うが、電磁波の害もワクチンと同じで大きなリスクがある。しかし声を大にして訴える人は殆どいない。

更にワクチンよりも電磁波よりも我々人類がいま直面している深刻な問題は、核の脅威ではないだろうか? もしも核戦争でも起きれば、土壌も海もこの地球上の全ての物が汚染されてしまう。汚染された食料などでジワジワと命を絶たれるであろう人の数は、ワクチンどころの話しじゃなくなるだろう。

アメリカのある大学の試算では、第三次世界大戦に突入して双方が核を使用したとすれば、数時間内に1億数千人が死傷するだろうとのこと。空恐ろしい。

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このまま書き続けるとテーマから大きく外れてしまいそうなので、この辺でおしまいにします。

ここまで読んで下さった方、どうも有難うございました。


   




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2022-06-26 23:53 : 暮らし :

お知らせ

2022/05/27 更新 
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いつもご訪問いただき有難うございます。

去年の12月16日にブログの長期休暇のお知らせをしました。

その後、夫のCOVID-19感染、私の看病の後遺症という想定外の事態に直面し、当初の予定が大きく狂ってしまいました。

着手しかけていた「課題」が今、放置されたままになっています。

その12月のお知らせの中でも事情説明させてもらいましたが、少しでも長く体調を維持するためにはPCの液晶画面の前に座り続ける時間をできるだけ少なくしたい。一応「3時間/日」と決めています(実際には厳しいですが)。

SNSは私には合いそうにないので参加したことがないのですが、ブログとはとても相性がいいのです。ブログに向かっていると両肩にのしかかる重力から解放され浮上感に浸っていられるような心地よさがあります。

ですから居眠りしながらでも遊んでいたい気持ちに駆られ、ついズルズルと‥‥。これって、もう立派な「中毒」でしょうね。罪もなければ毒もない中毒ですけれど。(^^; 

ですが、そろそろこの辺で頭を切り替えて、もう一度「課題」の方に集中してみたいと思います。

ブログに関しては新しい記事の更新はお休みにしますが、居眠りしながら書いた記事を修正したり(最近マジで日本語の基本的な文法が怪しくなってきている)、幾つかの記事をまとめて1本の記事にし直し新たに更新したりするなどの作業は、隙間時間をみつけてやってみようと思います。


そんなわけで、明日からは再びブログ訪問をお休みさせていただきます。
私のブログへのご訪問も、どうぞお休みして下さい。

最後に触れておきたいことがあります。

ブログ記事『私が実践してきた細胞の大掃除』の中でオートファジーの実践によってシクラメン花粉症から解放された体験を書きました。その際、晩春から始まる「干し草花粉症」のときにも試してみますと言いましたが、はい、ただいま実践中です。

今年の「干し草花粉症」が出始めたのは5月10日あたりでした。早速オートファジーを開始。で、5日後(だったかな?)には徐々に症状が治まってきました。

で、今ではクシャミも、もうほとんど出ません。出たとしても日に1回か2回くらいなもんです。あと1週間ほど続ければ今年はもう出ないような気がします(来年はまた出ると思いますけど)。

ただすべての人の花粉症に効くかどうかは分かりません。でもオートファジーは体にいいことが沢山ありますので、一度試してみる価値はあると思います。

書いておきたかったことは以上です。


それでは皆さま、次回お会いする時までどうぞお元気でお過ごし下さい。





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2022-05-27 07:21 : お知らせ : コメント : 0 :

沈思黙考

2022/05/26 更新
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2022-05-26 06:58 : おらが村  :

ヨーロッパにはコウノトリはいない?

2015年の6月に一度更新した古い記事ですが、より多くの人に参考にして頂きたいと思い再更新します。但し、写真の質がよくありません。ご容赦ください。



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ヨーロッパにはコウノトリはいない?


          s-2015-05-31 022


夕食の準備に入る前に外の空気が吸いたくて、ポケットにコンデジを突っ込んで家を出た。

住宅地を抜けたところで目に飛び込んできたのが、赤いクチバシに白い胴体と黒い尾羽の優美な鳥。

あれはコウノトリだよな。うん、コウノトリで間違いない。

自問自答をしながら私はシャッターを押した。


          

          s-2015-05-31 099


草を刈ったあとの牧草地はきれいに耕されていて、目には見えなくてもミミズや昆虫が土の中で蠢いているのが感じられる。

コウノトリ(に違いない鳥)はそれを狙ってここにやってきたのだろう。
その他にも数種類の鳥が憑かれたようにご馳走をついばんでいる。


          

          s-2015-05-31 024


夕食を終えてPCを立ち上げ、あの鳥がコウノトリで間違いないことを確認しておくためにググッてみた。


トホホホ。信じられない。

コウノトリの生息地が東アジア辺りに限定されていたなんて、知らなかったなぁ。

じゃあ私が見たあれは、一体何だったんだ?と更にググって行くと‥‥。

わかった! ヨーロッパや北アフリカ、中央アジアを縄張りにしている「シュバシコウ」という名前の鳥だったのだ。赤ちゃんを運んでくるのはこのシュバシコウなのである。

それにしてもシュバシコウなんて鳥の名前は初耳だ。(^^;

ドイツ語では「コウノトリ」を「Schwarzschnabelstorch」、「シュバシコウ」を「Weissstorch」と書いて区別するらしい(ごめんねドイツ、オーストリアの綴りじゃなくて)。

違いはクチバシの色。赤いのがシュバシコウ、黒か灰色がコウノトリ。
近縁種なので、同じ「コウノトリ属」に分類されている。2代目までなら雑種もできることから、同一種とみるべきだと主張する学者もいるようだ。

だけど今のところは一応、「種」の分類で名前が違うらしい。

なるほど。

ブログのお蔭で、また一つ賢くなった。(^^;





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今日の写真の撮影日は2015/05/31




2022-05-25 06:11 : 生き物讃歌 :
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