私にとって「ブログ」とは

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「羨ましい。系さんはブログを書いて、ストレスを発散させられるんですか?!」

以前、ブログ仲間からそう言われたことがある。

そうらしい。私のストレスは何か書いていると、解けて消えて行くようだ。

でも、誤解しないでいただきたい。
何でもかんでも書きさえすれば解けていく‥‥というわけではない。 
そこまでは甘くないのだ。(^^; 


この辺の事情には説明をつけ加えておく必要がありそう。

まず最初に、私にとってのブログの長所について。
これを3つ挙げるとすると、次のようになる。

(1)誰にも気を遣わなくてすむ。これはブログの一番の長所かもしれない。

私は田舎育ちだから、やたらめったら人に気を遣うことを要にして育てられてきた。これは結構ストレスが溜まるもの。その点、ブログは気遣いから開放されて心の底から愉しんで書ける。

(2)好きなテーマで好きなことが好きな時間に書ける。

(3)誰にも気を遣わず好きなことを好きな時間に書いて、それをこの地球上のあらゆる方向に向けて発信することができるのだ。私にはたまらない快感である。

だから、誰にも読ませない旧式の日記のようなものを秘密でコツコツ書くのは、私のような人間には不向き。


次に、書く内容について。

私の趣味の一つにユーモアがある。
これは母親から譲り受けた遺伝子によるものであって、決して私が努力をして獲得したものではない。

但しユーモアと言っても、私の場合は「与太話」とか「おばん(おやじ)ギャグ」とか「バカ話」とか、軽石系の内容に限る。ブラックユーモアのような重石系は、私の軽い頭からは出てこない。つまり、そこまでの遺伝子は譲り受けていないのだ。好きなんですけどね、ブラックユーモア。

とにかくバカ話を書いていると、ストレスが緩和されることは確か。


だけど一言一言に神経をつかうような気難しいテーマの記事を書くときは、そうは行かない。

たとえばの話として、難民問題などそのよい例だ。そういうテーマは自分を奮い立たせるためのカンフル剤になるかも知れないが、カンフル剤が効きすぎて、逆にストレスを背負いこむことにもなりかねない。

私はストレスに弱い人間なので気難しいテーマを扱うときには覚悟が必要だ。書きたいテーマなら、それこそ掃いて捨てるほどもあるんだけど、書き始めると、アブナイあぶない(笑)。


今のところ私にとってブログを書くということは、ズバリ、ストレス緩和のため。またいつかコロッと変わるかもしれないけれど。(^^;



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2018-07-07 08:50 : 【道草プロフィール】 :

(3/3)あとは野となれ山となれ

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『(2/3)』からの続きです。
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出発も目前に迫ったある土曜日の夜。
気の置けない山仲間12名が、新宿の居酒屋で送別の宴を開いてくれた。

私はまず最初に皆の前でお詫びをしておきたかった。

「悪いけど、わたし、ご馳走サギをやらかすことになるかもしれないよ」

ニタニタしながら麻雀好きのKさんが声をあげた。
「えっ、サギなの? カモじゃないんだ」

「あははは。ちがう、ちがう。今日はカモじゃないの。サギなの。 
だって日本に舞い戻ってくる確率、かなり高そうなんだもん」

すぐに助け舟を出してくれたのがN君。
「心配すんなって! だいたい君があっちで長く暮らせるとは思ってやしないから。
帰りたくなったらいつでも帰ってきていいんだよ」

N君やい、きみは何ていい人なんだ。
私は心の中で手を合わせた。

「けどな、日本に戻ってくることになったら‥‥。
ひとつだけ〇〇(←私の名前)に言っておきたいことがある」

ドキッ! 何が言いたいんだろう? 恋の告白?(^^; 


「いいかい? 戻る時には土産だけは忘れるなよ」

その瞬間、ドドドッと滝のような笑いが起きた。
鍋の中の春菊や椎茸までもがグツグツ笑っていた(ような気がする)。



旅立ちの日。

「すぐに帰ってくるんだから、見送りになんか来ないでちょうだいね。本当に誰も来ないでよ。絶対に来ないで!」

知人にも仲間にも親戚縁者にも姉たちにも事前に、そう頼みこんでおいたのがよかった。小旅行の気分で、夢風船のように軽くふんわり飛び立つことができたのだから。

≪あとは野となれ山となれ~!≫

小鬼にそう発破をかけられながらチューリヒ空港に降り立ったのは、今から35年以上も前。

タンポポが草原をまっ黄色に染めていた。

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おしまい!  (^^;
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スイスへ行くか行くまいか、かなり悩んでいた時期に、あるラジオ局のスタジオにて仕事の合間に撮影。
           
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2018-04-18 17:57 : 【道草プロフィール】 :

(2/3)決断力のなさに、トホホホ

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今日の記事は昨日の『(1/3)』からの続きです。


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            『決断力のなさに、トホホホ』

決断するまでの心の葛藤は並大抵のものではなかった。
それこそ脳みそが原型を留めなくなるほど悩みに悩み、考えに考え抜いた、その末の決断だった‥‥。

‥‥はずなのだが、どっこい、日本を離れる日が近づくにつれて、またもや気持ちが大きく揺れ始めたのだ。
誰かに後ろ髪をグイグイ引っ張られているようで、寝ても覚めても首や肩のあたりが重い。

ワラをも掴む思いで新宿の街角に立っている占い師のところへ走った。
占い師に手相をみてもらうのは初めての経験だ。

「あの‥‥、ヨーロッパへ行って向こうの人と結婚するかもしれないんですけど、どうなんでしょうね。うまくいくでしょうか?」

蚊のなくような声しか出てこない。

「あ~、これは間違いなく離婚しますね」
占い師は淡々とそう言うと、今度は念を押すように訊いてきた。

「あなたの家系には離婚している人が何人かいるでしょ?」

さてと‥‥。
私は、結婚している姉たちや叔父や伯母など親戚一同の顔を思い浮かべてみた。

いない。誰もいない。うちの家系には離婚経験者が誰もいないことに、このとき初めて気が付いた。

いや~、待て待て。役所の帳簿には✖印がついていなくとも、家庭内離婚ってこともあるしなぁ。
うちの両親だって、わかりゃしないぞ。そのくちだった可能性は大いにある。

病弱だが気が強くて飛び切り頭が良かった母と、頭も気も弱かった父とでは合うわけがない。
結婚する前から既に家庭外離婚をしていたんじゃないか? 

と言ってもあくまでもこれは、子どもの時の私が父と母の間を流れる空気だけで感じとっていた憶測にすぎない。
だけど今となってはもう確かめようがない。母は私が反抗期の頃に、父は私が夫と知り合う前に亡くなった。

そうかぁ、離婚ねえ。
国際結婚どころか結婚そのものに自信がもてない私には、あり得る話しだ。

そのとき、背後からくぐもった声が聞こえてきた。
振り向くと、私にそっくりの顔をした小鬼がいた。
はは~ん、後ろ髪を引っ張っていたのもこいつだな。

≪結婚は何かのご縁だっていうけれど、離婚だってやっぱり何かのご縁だよ。そうなったらそうなったで、離婚の縁に乗っかって生きてけば、人生、また面白いことに出くわすって≫

ムッとした。

≪よく言うよぉ。海を越え山を越え、砂漠を越えてだよ。わざわざスイスくんだりまで離婚のご縁に乗っかりに行くんかい≫

≪1億光年の彼方へ飛び立つわけじゃあるまいし‥‥。ちっぽけな地球船の中をちょこっと移動するだけじゃないか。グダグダ考えないで一度、彼と暮らしてみるこった≫

≪さっきまでは髪を引っ張ってたくせに、今度は押しかい!≫

あっけにとられる私にお構いなく背中をグイグイ押してくる。
米粒ほどしかないちっぽけな鬼なのに、横綱級の力で押してくる。

そうやって押されているうちに、朝が来て夜が来て、また朝が来た。

気が付いたらスイスの方角に頭を向けて、ぐっすり眠れるようになっていたのだ。

どうやら私は、自分の中に棲みついている小鬼に押し切られてしまったらしい。


ーーーつづくーーー

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このあと『(3/3)』に続きます。


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※今日の写真も昨日の写真と同じ場所で撮影。

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2018-04-17 04:07 : 【道草プロフィール】 :

(1/3)「ガイジンと結婚?」

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            1/3 『 ガイジンと結婚?』

日本で暮らしていた頃、仕事がらみで英会話スクールの夜のコースに通っていたことがある。
クラスで一番熱心だったのは、私より数歳年下の女性Aさん。当時はまだ大学生だった。

そのAさんからある日、こんな打ち明け話しを聞かされた。
「私ね、ゆくゆくは仕事をみつけてイギリスで暮らすつもりなの。
本音を言えばぁ、イギリス人と結婚できればいいなぁと思ってるんですけどねぇ‥‥」

偏狭な世界観のよどみの中で生きていた当時の私は、彼女の甘ったるい喋り方にお局さまモードで異議を唱えたくなった。

「外人と結婚? 私はゴメンだわ。数年くらいだったら外国に住んでみるのもいい。外国の人と友だちになるのも悪くない。だけど結婚でしょ? ずっとそこであっちの人と暮らすわけでしょ? 想像するだけでストレスがたまりそう。価値観が違うもの。『あ・うん』というわけにはいかないわよ」

鼻息を荒げてまくしたてる私に、彼女はスパッと切り返してきた。

「それじゃあ日本人と結婚すれば、ストレスが少なくなるとでも言うんですか?! 日本人であろうとイギリス人であろうと、一緒に住んでいれば価値観のズレはどこかに出てきます」

さっきとはえらい違いだ。

「それに、あなたが言うのは単に馴れ合いってことじゃないですか? 
あっ・うんの呼吸で暮らせる夫婦なんて、めったにいないと思いますけどね」

いきなり10年も20年も年を食ったような彼女の口ぶりに、私はただただうろたえるばかりで二の句が継げられなくなってしまった。


ところが‥‥。
いやはや、人生とはまったく奇妙なものである。
何年か後にはAさんと私の立場が逆さまになってしまったのだ。
AさんはAさんで故郷に住む高校時代の先輩と結婚することになったし、私は私でガイジンとガイコクで暮らすことになったのだから。

春めいてきたある日、友だちの一人に思い切って打ち明けてみた。
「わたし、スイス人と結婚するかも‥‥」

とっさに彼女は眉間をギュッと寄せて、ク〇真面目な顔で訊いてきたものだ。

「あれっ? 今日は4月1日だったっけ?」

ーーー つづく ーーー


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※このあと「(2/3)」に続きます。
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※ 今日の写真 2015年5月11日、グラウビュンデン州のGuarda→Ardezをハイキングしながら撮影

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2018-04-16 05:40 : 【道草プロフィール】 :
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