(2)やっぱり私は平均的な日本人 古い家より新築

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(今日の2枚の写真は、2016/10/22に近所の村で撮影。記事の内容とは関係ありません。)

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今日の記事は『(1)市内の一軒家から田舎の分譲アパートへ』の続きです。

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『(2)私は平均的な日本人 住むなら古い家より新築』


この村に引っ越してくるまでは、夫と私は築後140年ほどになる古い一軒家に住んでいた。

我々夫婦の持ち家? とーんでもない。

買うとしたら、うちのような一介のサラリーマンにはとうてい手の届かぬ金額になるだろう。

夫の実家が絡む家なのだが、ちょっと込み入った事情があるので、それはバッサリ省略するとして、事の始まりはこうだ。

夫は兄弟たちから家の管理をやってほしいと頼み込まれたらしい。それはそれでいいのだが、それを妻にも相談せず二つ返事で引き受けてしまったというのだから開いた口が塞がらない。

私は思いっきり駄々をこねた。が、もうそのときは後の祭り。

「事前に言えば反対されるのは分かりきっていた。これだけはどうしても引き受けたかったんだよ」と彼。

即座に引き受けた理由(わけ)は、スイス人の中高年の例に漏れず、彼も古い物に目がない人間であるということに尽きる。

蛇足だが、彼の妻(←私のこと)も彼より古い(笑)。

一言の相談もなく承諾してしまった夫には腹が立つが、駄々をこねまくるというのも結構疲れるもんだ。私は泣く泣く妥協した。

その代り、一つだけ約束をさせたのだった。

《10年暮らしたらここを出て、次は新築の建物に住む》
この私の希望を叶えてくれること。

「OK、そういうことにしよう」

このとき彼は胸のうちで、こう考えていたらしい。

《10年も経てば彼女の気持ちも考えも変わって、古い家が好きになるに違いない》


甘~い(笑)。


さて、その一軒家だが、玄関は別々にして1階の2LKには当時まだ独身だった義弟が、2階3階、それに屋根裏部屋の3つの階には我々夫婦と猫が住むことになった。

しかし、どう考えても広すぎる。

もしこんなところに生涯住むことになったら、私の人生は掃除だけで終わってしまうだろう。それを趣味とする人には向いているかも知れないが、あたしゃ、ごめんだ。

私のようにシンプルな暮らしを好む人間には、必要以上に広い住居に住むというのは、必要以下に狭いところに住むのと同じくらいの苦しみがある。

《つづく》


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構想も立てず下書きもせず成り行き任せで書いてきましたが、今日のところはこの辺にして、「またこのテーマで書きたい!」という思いがふらふらっと浮上してきたら、続きを書くことにします。ここがブログの大きな長所です。(^^;



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2018-10-07 07:43 : 【一軒家から分譲アパートへ】 :

(1)市内の一軒家から田舎の分譲アパートへ

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 (写真の上部に見える住宅数軒は「おらが村」のごく一部)


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長年暮らしてきたチューリヒの都市部を離れて、田舎にある小さな村に引っ越してきたのは、今から8年半ほど前のことである。

当時の村の人口は920人。

スイスには千人くらいの村ならいくらでもあるのだが、しかしここはスイス経済の中心地チューリヒである。

お金が集まるところには人も集まって来る。それだけにチューリヒ州で千人以下の村というのは、どう考えても珍しい。

村にはスイスの伝統料理を食べさせてくれるレストランが一軒。
雑貨屋に近いミニ・スーパーマーケットが一軒。

どういうわけか図書館はあるのに、教会も郵便局も個人医もない。
教会のない村というのもこれまた珍しい。


そのかわり村の東西南北、どの方角に向かって行っても森や林や草原に出合える。空気も澄んでいるし、自然環境は申し分ない。

とはいえ、我々夫婦が田舎でのスローライフを求めてここに辿り着いたというわけではない。

引っ越しの荷を解いて辺りを見回してみたら、そこには920人しか住んでいなかった。これが真相に近いかもしれない。夫の方は別としても、私はそうだった。


その理由をぎゅっと凝縮して手短に言ってしまえば、こういうことになるだろうか。

1年半もの時間をかけて数多の分譲物件をみてきたが、その中でスイス人の夫と日本人の妻双方が妥協し合える物件が、たまたまこの村にあった。それだけのことなのだ。(^^;

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        (「おらが村」の一部。モザイク風にボカしてあります。)
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(お知らせ)
このテーマはブログを開始した頃から記事にしておきたいと考えていました。

とても1回では書き切れないので不定期に、つまり気が向いた時に続きを書いていくことにします。

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2018-08-02 08:54 : 【一軒家から分譲アパートへ】 :
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