滅多に見られない野生のマーモットに会える場所

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          (まだ若いアルペン・マーモット)

(今日の記事は昨日の続編。場所は同じくサース・フェー)
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サースフェーのハイキングコースにはアルペン・マーモットの餌付け場所がある。

我々夫婦が出かけていったのは2013年の7月の中旬。写真も同じ日に撮影したもの(今日も画質が悪くてごめんなさい)。

一人でハイキングにうつつを抜かしていた頃は、2000m~2500mあたりを歩いていると、アルペン・マーモットの警戒音をよく耳にした。

仲間に「逃げろ!」の合図を送る、フィーフィー(日本人の私の耳にはピーピーと聞こえる)の音である。

でも姿をみたのはたった一度だけ。それも一瞬でしかなかった。

それほどアルペン・マーモットは警戒心の強い野生動物なのだ。

そのアルペン・マーモットに餌を手渡しできる場所がサース・フェーにあると聞き、早速予定に入れた。

入れたのはいいけれど、ちょっと待てよと考えこんだ。

少数派ではあるけれど、ハイカーの中には野生動物に餌をやることに反対する人もいる。

その意見には同意できる部分もあったので、目と目を合わせるだけにして餌をやるのは止そうとも考えた。

ところが、インターネットでマーモットの生態や自然・人為、両環境などを調べていくうちに、「何も餌をやることに反対しなくたっていいんじゃ?」という方向に考えが傾いていったのだ。

アルペン・マーモットは主にスイス、オーストリア、フランス、イタリアのアルプス(2000mくらい)に生息している種だが、スイスとフランスの国境を成すジュラ山脈では絶滅した時期もあったようだ。

その後、人間が手を加えることによって、現在では再び個体数も安定しているらしい。

あるサイトによれば、アルペン・マーモットは1年のうち9カ月もの長期にわたって冬眠をするという。

ということは活動期はたったの3ヶ月? う~ん、どうなんだろう。これはもう少し調べてみた方がいいかも知れない。

いずれにしても、アルペン・マーモットは長い冬眠に備えて、メタポに見えるくらい大量の脂肪を蓄えなければいけないらしい。

実際、脂肪の層が尽きて巣穴で餓死する個体もあるようだ。特に若い個体に多いという。

となると、我々が脂肪の層を厚くする手助けをするのは、何も悪いことではないように思える(←私に都合のいい解釈だという気もするが‥‥(^^;)。

結局私は手土産の餌をリュックにいれて、夫と一緒にアルペン・マーモットに会いに行ったのだった。

私の場合はうちでニンジンを棒状に切ってサランラップにくるんで持参したわけだが、現地でもスーパーやレストランなどで袋詰めにして売っているので、それでよければわざわざ持って行く必要はないと思う。

念のためスーパーの袋の中身を覗いてみたら、パン屑やらニンジンやら殻つきピーナッツなどが入っていた。

気温が高くなるとアルペン・マーモットは食欲が湧かなくなるらしいので、我々は遅くとも9時頃には現地に到着するようにホテルを出発した。

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右側の高齢とおぼしきマーモットは、順調に脂肪を蓄えているように見えた。
左側の若造はまだちょっと不足気味。


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できるだけ若い方に餌をやろうとしたのだが、シニアがすぐに若いのを追っ払う。

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蛇足だが、ハイキングコースには至る所に↓こういうマークが付いている(下の写真)。
この赤いマークの場合は軽登山靴でも十分らしい。だが、急な斜面などもあるので、ある程度の体力とバランス感覚が必要にはなるが。 

かなりしっかりした重登山靴と経験と技術が必要な登山コースには、色が赤ではなくて青になっている。

霧に巻かれて方向を失ったときには赤にしろ青にしろ、岩に塗りつけられたこの印に従って歩くといい。


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参考までに付記しておきたい。 

Saas-Fee(海抜1800m)の村の外れにある乗り場から、ロープウエーで Spielboden駅(2450m)まで来ると、駅から少し下ったところにアルペン・マーモットの巣穴がたくさんある。 

だけど人に慣れ過ぎているせいか、充分脂肪がついているように思えたので我々はスルーした。

我々がアルペン・マーモットに会った場所は、ロープウエーの中間駅から上に向かう途中。

ここには我々以外誰もいなかったので、マーモットと水入らずで至福の時を過ごすことができた。(^^;


時間があったらSpielboden駅でロープウエーを乗り換え、Laengfluhまで行ってみることをお勧めしたい。

そこから見える氷河には誰しも感動を覚えるだろう。


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【付録】
 こちらの日付で8月16日(木)付けの欧州気温図


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無料日刊紙『20minuten』より

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2018-08-17 06:39 : 【写真/スイスの旅】 :
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