(姉たちに宛てた手紙)「見ているのに 見ていない」

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※せっかく「きみに宛てた手紙」を右側のカテゴリに加えたのに、ずっと「0」のまま来てしまいました。

書きたいことがないからではありません。その逆で、あり過ぎるのです。あり過ぎて収拾がつかないのです。(^^;

このまま行けば「きみに宛てた手紙」のカテゴリーは、空白のままブログを終えることにもなりかねません。

弾みをつけるために、2012年に私の姉3人に出した手紙のコピーを引っ張り出してきて、「きみに宛てた手紙」の1通目にしたいと思います。

家族以外の人に読んでもらっても意味が通じるように、一部書き足したり書き直したりした箇所もあります。

 

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三姉さま

長いことナシのつぶてで申し訳ありませんでした。心配してもらって恐縮しています。

三姉も知っている通り、一つのことに熱中すると他のことが目に入らなくなるという、厄介なビョーキが私にはあります。

その熱中度を5段階に分けるとして、4の初めあたりにくると、もうナシのつぶてになってしまう(笑)。

音信不通になっている間、私が熱中していたのはスイス国内の旅です。それも静かな山あいの村々を訪ねて歩く、一人旅。

熱中度数で言えば一番上の5、或いはそれを突き抜けていたかも知れません。


で、私はスイスとスイスの風景に初めて惚れました。


何をまた今さら‥‥、もう長いことスイスに住んでいるじゃない、と笑われそうですが、確かにその通り。でも、長く住んでいるだけなんです。

ある国に住んでいて毎日その国の人たちの会話の音を聞いていれば、自然にその国の言葉が話せるようになるわけじゃないのと同じです。

実際にこんな話があるのです。

もう40年以上もスイスのドイツ語圏に住んでいながら、殆どドイツ語が話せない人を知っています。

その人に能力がないのではありません。ドイツ語ができなくても生活していける環境で暮らしているので、ドイツ語に対するハングリー精神が湧いてこないのだと思います。

あっ、声を大にして言っておきます。私も決してひとごとではありませんからね。日本語のコミュニティに身を置いて、インターネットを通して毎日毎日、日本語で書いています。お蔭でドイツ語は確実に退化して行ってます。

ここで暮らしていると、朝から晩まで星の数ほどもの単語を耳にするのに殆ど聞いていないのと同じで、私は30年以上もスイスに住んでスイスを見ていながら、何も見ていなかったのです。一人旅を通してそれに気づかされました。

同じ場所でも行く度に違った風景が見えてきます。違った風景が見えてくるということは、私の中にはまだまだ伸びしろがあるということです。成長している自分をみるのは、いくつになっても嬉しいものです。だから一人旅はやめられない。

これからも音信不通モードが続くと思いますが、心配はご無用です。便りのないのは好い便りと受け取ってもらえれば幸いです。

妹より


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2018-08-08 09:33 : 【きみに宛てた手紙】 :
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