助かりました♪ 運転手さん、有難う

すみません。今夜はまったく別の書き物に時間を取られてしまい、ブログ記事を書く余裕がなくなってしまいました。(^^;

旧ブログからの再録になります。記事を書いたのは2015年の厳冬期2月10日ですが、親切な運転手さんに出会った温もりのあるお話しなので、お時間がありましたらお付き合いください。

__________________________

  村の住宅街を出ると、ご覧の通り↓草原の中の1本道になります。

  s-2015-02-10 014
  (2015年2月10日「おらが村」で撮影)
__________________________

         『助かりました♪ 運転手さん、有難う』

朝一番で隣り村のスーパーまで買い物に出掛けた。
歩くのが好きな私も、冬はたいていバスで行くことにしている。

この日はオレンジにみかん、バナナにキウイ‥‥と、果物をどっさり買い込む予定だったので、小雪の降る中をキャリーバックを引っ張って出掛けて行った。

買い物を終えて、うちに帰るバスでのこと。

座席に腰を深く沈めて考え事をしていたら、タハッ!停車のリクエストボタンを押すのを忘れてしまった。

慌てて運転席に駆け寄り頼んでみたが、時すでに遅し。バスは村の住宅街を出て、もう牧草地が続く田舎の1本道に差し掛かっていた。

もし途中で停車してもらっても、この1本道には遊歩道がない。それに、道の両脇には積み上げられた雪の小山が連なっていて、キャリーバックを引っ張って歩ける場所など、どこにもない。

次の停留所までは、普通なら停留所が二か所あってもおかしくないほどのキョリがある。その上、周りにはなーんもない停留所なのだ。

小雪の舞うマイナス気温の中を、30分も待つのはちょっと辛い。本の持ち合わせもなければ、メモる紙もボールペンもない。参った参った。

心の中で頭を抱えていたら、「ハロー!」と呼ぶ運転手の声がした。

すぐ近くの席に座っていたので身を乗り出して返事をすると、「まだちょっと先だけど、○○の停留所まで来ますか?」と彼。

「えっ?」(←突然だったので、私は日本式にこんな声をあげてしまった 笑)

「私はこれから休憩に入るので同僚と交代します。○○の停留所が交代の場所なんです。そこに私のクルマをとめてあります。そのクルマであなたを村まで送ってあげますよ」

それを聞いた途端に、体が10キロほど軽くなった。

だが待てよ。せっかくの休憩時間なのだ。コーヒーを飲んでクロワッサンを食べて、ゆっくりしたいだろうに‥‥。

恐縮した途端に、体がまた6キロほど重くなった。

「いいんですかぁ?」
恐る恐る訊いてみた。

「いいんです」

きっぱりそう言ってもらえて、また3キロほど軽くなったような気がした(笑)。



運転手さんの言葉に甘えて、村まで送ってもらうことに。

「あなたは中国の人ですか?」

あっ、またそうきたか。

「いいえ、日本人です」

「あっ!すしの国ですね。すしは私も妻も大好きですよ、黒い海藻以外は」

巻き寿司の海苔のことだな。

「じゃ、あの黒い海藻は取って食べるんですか?」

「黒い海藻のは買わないの(笑)」


寿司の話をしているうちに、村の停留所に到着。

私は車を降りて日本流に深々と頭を下げてお礼を言った。

爽やかな笑顔と一緒に、「どういたしまして」と言葉を返してくれた運転手さん。

停留所からうちまでは上り坂の雪道だったが、キャリーバックを引っ張る足取りは春の野道を行くように軽かった。

たまにはボタンを押し忘れるのも悪くないじゃん♫(^^;

*************************************


         

        s-2014-11-07 044

ヨーロッパランキング

2018-11-23 10:32 : 【暮らし/その他】 :
« next  ホーム  prev »

ブログランキング&ブログ村

お知らせ

できるだけ多くの人に教えてあげた方がいいような情報や、間違いを指摘して下さったメールなどは、承諾を得た上でブログに転載させていただくこともあります。コメント欄は必要時以外は閉じていることの方が多くなりますが、あしからず。

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード

QR

RSSリンクの表示