(2)ジーとみられてムカッとするのは日本人だけではなかった


今日の記事は昨日の『(1)ジーと見られてムッとするのは日本人だけではなかった』の続きです。

  s-2014-10-18 062 (2)
  



この「チラ見」は、我々日本人ならさほど意識することなく自然の流れの中でやってのけられる。

きっと脳のどこかにミーム(第2の遺伝子)として特濃インクで刷り込まれてあるのだろう。

刷り込まれ方が半端(では)ない証拠に、37年こちらに住んでいても 「G目線=不愉快」 の等式が未だに健在だ。

昔、夫を被験者にして、「チラ見」を試してもらったことがある(暇だったんだねあの頃は)。

「私とは目を合わせないようにして私をチラッチラッと見てくれる? 私があなたの方に目を向けたら、すぐによそを向いて」

彼は結構愉しんで協力してくれた(やっぱり暇だったんだね、あの頃は 笑)。

「かなり集中しないといけないが、ゲーム性があってなかなか面白いよ。『あっち向いてホイ!』に似てない?」

あのころ日本では「あっち向いてホイ!」が流行っていて、何度かトライしてみたことがあったのだ。(^^;


いずれにしても、すぐG目線になってしまう夫と日本へ行くときには、いつも彼にこのゲームを思い出してもらっている。

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さて、『(1)』の記事も含めて以上がプロローグ(笑)。

ここからが本題。あっ、本題の方は長くないので。( *´艸`)
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我々日本人のこのG目線嫌いに私が関心を抱くようになったきっかけは、1冊の本にある。

京都大学霊長類研究所の松沢教授の著書『想像するちから チンパンジーが教えてくれた人間の心』(岩波書店)がその本だ。

チンパンジーを研究することになった松沢教授が、チンパンジーの「アイ」と初めて対面したときのこと。

彼がアイの目を見つめると、アイも同じように彼の目を見つめてくれた。

たったそれだけのことだが、教授はかなり驚いたようだ。

それまでニホンザルの研究をしてきた彼は、その研究を通して「サルとは目が合わない」ということを知っていたからである。

誰かが間近でニホンザルの目を見たとすると、見られたニホンザルは逃げるか、或いは怒るかのどちらかだという。

後者の場合は人間の世界でいうなら 「わしにインネンつけるきーかぁ!」 ということになるのだろうか?

教授も著書の中でこう書いている。

「サルにとって 『見る』 というのは、 『ガンを飛ばす』 という意味しかない」

この引用文を我々にあてはめてサル真似させてもらうと、こういう風になるのかな?

「日本人にとって 『G目線で見る』 というのは、 『ガンを飛ばす』 という意味しかない」 (^^;


おでこの辺りで考えてみると、これは面白いテーマだと思う。

私は結構こういう話を追っかけるのが好きなのだが、それにしても、である。我々日本人の「G目線」嫌いがサルと同じとは‥‥。

やはりショックは隠せない。

この本によれば、我々とチンパンジーとのゲノムの違いは僅か1.2%でしかないが、サルとでは6.5%も違うらしい。

それゆえにチンパンジーは動物分類学上でも法律上でも「ヒト科」に属する。
が、サルは「サル科」でしかないという。

***********************************
(蛇足) このことは夫にはナイショにしてある。( *´艸`)

(真面目な蛇足) 日本人の「G目線」嫌いは、一体どこからきたのだろうか? 

これ、宿題だな。 



  




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2018-11-30 08:49 : 【エッセイ/二つの国の狭間で】 : コメント : 3 :
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No title
コメントなんて慣れていないので、
まごつきながら書いたら名前を書くのを
忘れてしまいました。

「ハテナ?さん」になってます(笑)。
2018-12-01 02:30 : 系@スイス URL : 編集
No title
orion12さん、コメントを有難うございます。
日本に住んでいたら多分「面白い!」で終わっていたかも知れませんが、
こっちに住んでいると私の場合、日本、或いは日本人に対する思いが
ちょっと違ってきます。凄くかばいたくなるのです。「ショック」には
その意味も含めてあるんですが、第三者には伝わりにくい書き方(舌足らず)
で失礼しました。(^^;

>多分私の感覚がオカシイのでしょうね(笑)

私はそうは受け取りません。百人いれば百の意見があって正常だと
思いますよ。みんな同じである必要など全然ないんですよね。(^^)
2018-12-01 02:24 : ハテナ?さん URL : 編集
はじめまして!
猿に近くてショックということですが、私なら猿に近いのは自然に近くていいなぁと思ってしまいます。
多分私の感覚がオカシイのでしょうね(笑)
2018-11-30 10:08 : orion12 URL : 編集
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