暗と明

2020/12/23


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この冬は「おらが村」の住宅街では濃霧にすっぽり覆われる日が多い。

日暮れ時にウオーキングに出かけたこの日もそうだった。

視界は数メートルほどしかない。この調子なら今日は丘に上がっても、どっちみち霧の中だろう。

そう決めつけて別のウオーキングコースに行くつもりで草原の畦道を歩いていたら、薄闇の中から蹄の音が聞こえてきた。

馬に道を譲ろうと思い端っこに立って待っていると、なんだ、馬にまたがっている人は農家の若奥さんじゃない。彼女とは時々立ち話をする間柄だ。

「今年は濃霧の日が多いわね。今日の霧もまた凄いこと!」
挨拶もそこそこに曇った表情を作って見せたら、彼女はにっこり笑ってこう言ったのだ。

「大丈夫よ。丘に行ってみなさい。あなたのために雲ひとつない青空が用意されてあるから」


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私は彼女の後ろ姿をデジカメにおさめると、カエル飛びで向きを変え、丘を目がけて猛突進。








わおっ 

冬眠中の樹々も紺碧の空に向かって大合唱🎵



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ピラトゥス山やその後方の、アイガーなどのベルナーオーバーランドも、この日はよく見えた。
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夕闇迫る丘をあとにして、再び霧のスープの中を泳ぎながら家路につく。

途中、馬に乗った2人のお嬢さんたちが私を追い越し、灰色の中に吸い込まれて行った。


ついさっき見た紺碧の空、あれは幻だったのか。(^^;





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撮影日:2020/12/18



2020-12-23 09:01 : おらが村 冬&春 :
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